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▼ヒーロー は しっそう した !
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あんな本よんだので、書いてみました小話。
初・卒業もの。
場面は式が終わったあとぐらいかな


卒業/少女4人

大方の生徒が潤んだ声の教師に諭され、
赤くなった目で名残惜しげに振り返りながら去っていく。

三年間過ごした学校の、桜の木の下でサエが言った。

ねえ、おはなしみたいなおわかれしよう

なにそれーといいながら、みんなでサエの言うとおり4人で円をつくった。
赤くなった目で、うるんだ目で。
すっ とサエが卒業証書が入った筒を胸のより少し低い位置にあげる。
みんなも同じように、先っぽどうしがあたるように、筒をあげる。
おわかれ


「私は私立に」
「あたしは専門学校」
「チエは公立」
「わたしは就職」


目を合わせて、だれからともなく笑った。

「よくこんなバラけたもんだよねー」

赤い目でげらげらわらうマナミ。
その声が潤んでいて自然と胸が熱くなる。
夢を語って喧嘩して、たくさん成長した。


「ばいばいみんな!!」
ユキちゃんの言葉が合図。
先っぽをくっつけていた筒を頭の上まで一気にはなして
笑って泣いた。


これが一生のわかれにならないことも、
これからも集まることがあるのも、わたしたちはわかってる。

でも、これは別れなのだ。

一番大きな成長をした、この時代との。

 

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無題
もー、なんかあれですね。
絢さんの文章力に完敗☆
白銀夢月 URL 2008/12/04(Thu)00:05:17 REWRITE
さんくす★
そ、そんなに褒めるともれなく照れますよ!!
…いや、そう言ってもらえてうれしいです。
ちなみに青春系初挑戦っす
2008/12/05 20:09
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